カーボンフォーク換装してみた
最近のご近所ライドでは専らEscapeにしか乗っておらず、最近増え気味(!)な体重のせいもあってか、路上の凹凸を拾う際の振動がシャレにならんのでなんとかしたいと感じておりまして、、、。
いっそ本体ごと買い替えるか~とも考えましたが、ことのほかEscape号はいたく気に入っておりそこそこのスペックにもなっていることから、市販のクロスバイクカテゴリにおいてはコレといって物欲を刺激するモデルもなく、しょうがないのでフォーク換装してみようと思うに至ったわけです。
ざっくり調べたところ、Vブレーキ台座のついたカーボンフォークが現在ではほとんど流通していない模様で、逆にいえばそこをあきらめさえすればキャリパーブレーキ用のカーボンフォークで、さらにメーカーもこだわらなければそれなりに数があることが分かりました。
amazonでいろいろ見たところ、コスパ良好&比較的高評価かつEscapeでの換装例も多かった以下のモデルでいくことに。
Docooler 超軽量 フルカーボンファイバー 道路自転車フォーク 700Cサイクリング固定ギア 自転車フォークフィックス バイクフロントフォーク 28.6mm (1)
- 出版社/メーカー: Docooler
- メディア: その他
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コイツにはVブレーキ台座がないため、あわせてキャリパーブレーキも手配、、、と思ったら、Amazonでの在庫が怪しく発送までの日数がはっきりしないため、別途Yahooショッピングで手配することに、、。現状のEscape号はTiagraでまとめているので、BR-4700のフロントのみを注文。
あわせてスターファングルナットも手配しなきゃ、と思いつつ調べたところ、カーボンフォークには通常使えないらしい。そりゃそうだな、炭素繊維にガリガリのツメを突き立てたらボロボロになってしまうわな~と納得できたところで、以下のパーツを追加手配。
Mr. CONTROL(ミスターコントロール)TK-012SW-50L コラムプラグ TK-012SW-50L
- 出版社/メーカー: Mr. CONTROL(ミスターコントロール)
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: スポーツ用品
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▼無事に一式到着
▼開梱されたパーツのみなさん
▼現在、諸事情により自宅を離れており室内で作業開始
▼フォークを引っこ抜いたらケツ側がずーんと下がった(当たり前)
▼並べてみるとカーボンフォークがエラくキュッと絞られてますな。28Cのタイヤだと厳しいようなレビューもあったけど、23C使ってますんで無問題
今回の作業にあたり、カーボンコラムのカット方法について調べたところ、多くの意見としてパイプカッターでは無理とされている模様ながら、一部の少数意見として「いやイケまっせ」ってな記事も見かけたため、とりあえずパイプカッターでチャレンジしてうまくいかなければ近所のホームセンターで工具追加購入の腹づもりで臨んでおります。
▼なので、カーボンフォークを開梱してまずやったのがテスト切断作業(笑)
結果は、う~ん微妙、、、本当に微妙。いいような悪いような。結構バリがでますが、そのバリ自体は非常にわずかなもののため、はさみでもカットできます。まぁこれをもって正常に切断完了とみなすかどうか、、、自己責任ではありますが、オッケーということにしました。
ちなみに、1cmずつくらいで3~4回、テスト切断をしています。
続いて下玉押しの移植作業へ。
▼まずは旧フォークから下玉押しの外し作業中。
カッターの刃をあてがい、ゴムハンマーでゴンゴンと叩くとじんわりと食い込んでいき少しずつスキマができたものの、マイナスドライバーが差し込めるほどの空間がなかなか確保できない。そこで、カッター本体+替え刃の2枚体制で施工していったところ、無事マイナスドライバーを差し込めるだけのクリアランスを確保できました。
その後は多少コジってやれば無事に外れます。
▼Amazonレビューにもあったとおり、さほど力をいれることなくあっさりと新フォーク側に収まりました。
▼いったん本体へ組み込んで、コラムカット位置を確認したのち、いざ本番カット。
▼まぁそれなりな仕上がり。
▼ブレーキも取り付け+コラムプラグも装着。
▼この状態で567g。
▼ちなみに換装前のクロモリフォークはこのキッチンスケールでは測定不可となりました。(ざっくり体重計で計ったら約1.3kg)
▼組み込み完了。なかなかの見栄えで満足な仕上がりとなりました。
▼最後にブレーキワイヤーの取り付けを・・。今回はそのまま流用してます。(Vブレーキバナナを外して、余りをカットで対応可能ですが、その逆は無理。(キャリパーからVブレーキへの換装の場合はケーブル長が足らなくなる)
▼仕上がりイメージと無残に外され転がされたクロモリフォーク。
換装作業直後はその違いがよくわからなかったものの、1週間あまりで何度か乗るうち、その効能をはっきり体感するに至っています。あきらかに振動吸収性が高まり、衝撃の感じ方がマイルドに変化しており、費用対効果という意味では非常に優れたカスタマイズといえますな。もっと早くやっとけばよかった。