ARAYA号、カンパ化してみた。
ARAYA号には旧ティアグラ(4500系)が搭載されており、特に大きな不満もなく過ごしてきましたが、以下の理由によりカンパ化することにしました。
・触覚が気になる(バーテープで隠したい!)
・DeRosa号でカンパに慣れた、っつうかかなり気に入ってきた
・国内でも比較的安価な販売店があった
・なんとなくグループセットで交換をしてみたかった
BICINET SANAで一式購入を・・・と思ったのですが、クランクが欠品中、納期未定とのこと。調べた範囲では国内ではSANAに次いで安いと思われるタキザワに確認したところ即納可能とのお返事。よって、クランクのみタキザワで、残りをSANAで購入。
▼意外とコンパクトな荷姿。SANAもタキザワほどではないがかなり早い到着。
▼バーテープを剥がし、ワイヤー類をすべて抜き取り、チェーン、F/Rディレイラー、クランク、ブレーキを外した状態。
▼こんなところにT25ボルトが隠れています。トルクスレンチが必要です。
▼BBを取り付け。シマノだとJISという表記がされていますが、カンパだとBSCになります。同じものです。あと、BB用工具はシマノと共通です。
▼クランクを装着。DeRosa号で一回クランク取り外しを経験していたのでスムーズに進みました。
▼前後ディレイラー、ブレーキを取り付けた状態。フロントディレイラーは直付けタイプをチョイス。フレームには、シマノのユニバーサルバンド(?)が取り付けてありますが、問題なくカンパFディレイラーも取り付けられます。
▼次にワイヤー配線、下から上に通す構造。エルゴパワーにはカンパ純正ケーブルキットが添付されていましたが、この中のブレーキワイヤー、シフトワイヤーともに、前用のワイヤーははじめから短めの長さになってました。
▼ブレーキワイヤーの通し方はシマノと同じ感じ。
▼多少工程をはしょってますが、ミッシングリンクでチェーンを取り付け、ディレイラー、ブレーキの調整を行い、バーテープを巻きつけ完了!各調整は特に難しいところもなく、シマノと同様な手順で実施可能でした。ほとんど既定値のままというか微調整なしでオッケーでした。
ここまでご覧になって、何か抜けているものにお気づきでしょうか。
・・・そう、スプロケット。
一連の作業を開始する前に、後ろホイールを外し、スプロケットを外して、フリーボディを取り外しました。
いままでティアグラのスプロケットが付いていたということはこのフルクラム、シマノフリーなわけです。
カンパフリーが必要なんでしょ?分かってますよ。購入ずみですよ。
爆音対策のグリス注入でやり慣れているため、それはそれは非常にスムーズに進みましたよ、そこまでは。
で、購入済みのカンパフリーを装着してみたところ、どうも軸穴(?)が大きすぎる・・・。
フルクラムのサイトで補修パーツカタログを確認したところ、「R5-014」がカンパフリー、「R5-020」がシマノフリー、フリーボディの外観しか違いはないはずです。
ですがどう見ても手元のフリーボディを見比べると、軸穴が違います。(写真撮り忘れました。)
どうやら間違えて購入したようです。といっても何を購入したのかは分かりません。「フルクラム カンパ用 フリーボディ」としかラベルが貼られていないブツなので。
購入タイミングでは「R5-014」が必要であることは認識していましたが、某中古パーツ販売店で上記「フルクラム カンパ用 フリーボディ」を発見したときに早合点してしまったようです。
というわけで、R5-014を某ショップに注文し、とりあえず今日のところはディアグラスプロケのまま作業完了としました。
作業後、さっそく試乗をしてみましたが、かなり満足です。
・チェーンが新しいこともありめちゃくちゃ静か!タイヤの走行音しか聞こえません。
・各パーツが新しいおかげか、変速もめちゃくちゃスムーズ。
・意図せずシマニョーロ状態になっていますが、ティアグラスプロケ(9S)でも変速にほぼ問題ありません。
・一部のギア組み合わせでチャリチャリ音鳴りがします。(まぁ無理もないか)
・1〜6速くらいまではリニアに変速しますが、7速/8速に移行するときに2段シフトする必要があります。
・それら全部ひっくるめて、かなり変速フィーリングが向上しており、満足できる結果となりました。
・ワイヤーをバーテープ内に内巻きしたことでワイヤーの引きに影響があるかもと覚悟しましたが杞憂でした。
あとはカンパ用フリーボディを入手出来しだい、スプロケを交換します。